1 Dec 2014
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前回の投稿はこちら→vol.5
バトンを三段階で継承してると思ってください。一段、二段、三段。
一番上は、目に見えるものです。財産的なバトンです。このバトンがくる。
二番目は、先ほど言った、スキル的なバトンです。
そして、一番深いのは、魂のことです。その三段階でバトンを渡しにきてる。
一番深い所は、バトン受け取れば一番親孝行なんです。時代によって、
上に乗っかっているものは全部変わるわけです。また、変えなきゃ駄目なんです。
時代によって、乗っかってる、一、二は絶対変えなきゃいけない。
時代は全部変わるから。
だから、例えそれが経営理念だって、全部変えなきゃいけない。何もかも。
時代に合わせていかなければならない。時代に乗っていかなければいけないわけです。
話は変わりますが、
ここに、札幌刑務所から届いた封筒があります。
私は札幌刑務所と市原刑務所で講演を行いました。
札幌刑務所は、犯罪刑務所なんです。それは、本にも、「本当の自分本当の人生」の中に、
素晴らしい感動的な体験談が。受刑者のですよ。私の話を1時間聞いて。
その時の謝礼です。もうひとつ、こちらは、市原刑務所から。
市原刑務所の所長から、お礼の手紙が来たんです。
その中に、刑務所に入ってる3人のかたの手紙が中に入ってました。
これは、皆さんにまだ読んだことが無いので、ちょっと読んでみようかと。
交通刑務所っていうのは、犯罪刑務所と違って、ちょっと酔っぱらって
人を引き殺しちゃったとか。ちょっとよそ見してたとか、居眠りしてたとか。
そういうことで、思いもよらないことで刑務所に入っている方がいる。
だから、全然雰囲気が違うんです。
犯罪刑務所のほうは、入ると、凄い鍵をガチャンと締めながら、
ガチャンとやってくるんです。市原刑務所、交通刑務所は、驚いたことに、
一切鍵がかかってないんですよ。鍵が全くかかってない。ちょっとペンション風の感じ。
驚いたんで、私聞いたんですよ。「鍵がかからなくて逃げる人いないんですか?」っていったら
「一人もいません。今だかつてない。」って言うんです。交通刑務所のほうが。
逃げるどころか、みんな罪の償いをいかにしたらできるかっていうことを考えているので、
逃げるという発想が無いらしい。だから全く鍵なんかいりませんって言われて、
それに、びっくりしたんです。
3通ありますが、その中の一人、T,Kさん43歳という方からの手紙を1通だけ読みます。
(T,Kさん43歳からの手紙)
*ここから*
3月15日佐藤先生の講演を聞き、とても感動いたしました。
時間の経つのも忘れて、佐藤先生の話に心から引き込まれるような気分がして。
1時間という時間があっという間に過ぎてしまい、許されるならば
もっとお話を聞きたいと、本当に心残りであります。佐藤先生の生い立ちは、お話によれば、相当ひどいものと聞かされていました。
先生は幾多の困難にも挫折することなく、その都度、自分の中の新しいものを発見し、
それらの困難を乗り越えられたということでありました。そこへいくと、
私などはとても駄目人間であると、つくづく思わずにはいられません。困難にぶち当たれば逃げ、嫌なことがあれば怠け心が先にたって、それを避けてしまい、
おおよそ堕落した心の持ち主であると思わざるえません。現在の自分の置かれた立場を考える時。そのことを痛切に感じずにいられないのであります。
私は、頭が悪く、なかなか人の話を覚えられないのですが、
佐藤先生のお話を聞きまして、まだ自分自身でもよく分からない何かが
動き始めてるような、そんな気がして仕方ないのであります。これからの生涯、生活において、先生のお話してくださったこをよく考えなおし、
これからの人生の為に何をしたらよいか、どうすればよいか、
じっくり考えてみたいと思います。そして自分が今まで迷惑をかけた人達に、
どれほどの恩返しができるか、ひいては自分や家族を取り巻く人達の為に、
今後、どれほどの恩を返せるか分かりませんが、佐藤先生のお話を糧として、
しっかりとした自分の心というものを身に着けて、社会人として
認められるようになりたいと思います。私の、今生きているたった一人の母親には本当に苦労を
かけっぱなしであったように思います。ましてや今回、このように
息子が刑務所に入ったということで、より一層苦労をかけてしまったと、
改めて心を痛める思いです。できることなら、母親には、残された余生、せいぜい長生きしてもらって、
これまで苦労かけたことを償うつもりで、親孝行したいと思います。刑務所に入った息子に、「元気でやってるか?」と心配してくれる親は
ありがたいものだとつくづく思いました。お母さん本当にごめんなさい。
二度と過ちは繰り返しませんから。この駄目な息子にもう一度チャンスを与えてください。そしてお母さんが「自分の息子です」と胸を張って言えるような、
そんな人間に必ずなりますから。待っていてください。これからの人生、
私は死んだつもりで、やり直し、社会人として、少しでもいいから、
社会のお役に立てればと思います。やり直しの人生なんて出来ないようですが、一度、奈落に落ちた自分ですから。
必ず上がって、視界良好の人生になるよう頑張って行きたいと思います。
佐藤先生、今日は本当にありがとうございました。
*ここまで*
他にも、精神病院のロビーでも講演やったことがあります。
ありとあらゆる所でやりました。
結論的には、これは人間のミスです。言うならば負債です。もし、ここに子供がいたら、
お父さんが刑務所に入ったということで、負債、その親が刑務所に入った事を
背負っていかなきゃならないわけです。また、そういうことが誰かに
知れ渡るかもしれない。でもそれは、受け取る、子だとしたら、
それを受け取らなきゃならない。例え隠して生きていたとしても、
自分の中にいつもそう思っているわけです。でもそれをもし、これを
全部この人の子供が財産に変えたとしたら。親を救ったことになるでしょ。
どれだけ喜ぶか。
裁いてる訳じゃない、ジャッジしてるわけじゃない。
それをむしろ宝に変えている。ダイヤモンドに変えていくということです。
そのように考えるなら、物凄くいいきっかけになると思うんです。
このことをきっかけにして、本当の事が分かるということなんです。
(次回に続く・・・)
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ナビゲータープロフィール
- YSコンサルタント代表取締役社長。岡田 基良(おかだ もとよし)
1964年、名古屋市生まれ。
関西大学社会学部卒業後、安田生命保険相互会社(当時)に入社。
最下位営業所長だった時に、佐藤康行と出逢い、その指導により、わずか1年足らずで全国1,000営業所中トップとなり、その後も最年少で営業課長・統括営業部長を歴任するなど、13年間にわたりトップを維持し続けた。
本社部門においても、人事部人材開発室において、新入社員教育を担当。また、営業教育部営業研修課においては、全国営業所長の研修を企画・運営し、実績を上げた。
2004年、明治安田生命保険相互会社を退社。
同年、営業コンサルタントとして独立。
2006年、YSコンサルタント株式会社を設立、現在に至る。
著書は、Amazon1位、累計10万部を突破している