YSコンサルタント代表・岡田基良 今日の一言をブログにて公開中

守破離の大切さ



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※五輪書についての続きです。

こんにちは。

YSコンサルタントの岡田です。

昨日は、

一風堂創業者 河原成美氏が
致知出版から出した著書、

「一風堂 五輪書(ごりんのしょ)」
についてお話させて頂きましたが、

もう少し、

河原氏の五輪書について知りたい
というお声がありました。

この書籍は、2004年に書かれたものですが、
読んでいて大変感銘を受けました。

================
本日はその書籍の「まえがき」より
抜粋をお伝えいたします。
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ここでは「守破離」について書かれています。

(以下引用:河原成美氏の言葉)

物事を学び始めてから、
独り立ちしていくまでの三つの段階を
表したものに、

「守破離」という言葉があります。
字面だけ見るとなんとも難しい印象がありますが、
実は多くの人が経験的に知っていることを
表現した言葉です。

守破離とはもともと、茶道の修業段階を
教えたものだったようです。

これがやがて、日本の諸武芸に共通した
修行の段階を説明する言葉として
使われるようになったとされます。

「守」とは、教えられたことを
忠実に守る、いわば学習の段階です。

どんな世界にも決められた「型」があります。

型は先人が長い時間をかけ、試行錯誤を
繰り返しながら完成させたものです。

これを身に付けるためには、
自分の身体が型どおりに自然に動くように
なるまで、

繰り返し稽古を積まなければなりません。

「破」とは教えられたことを基に
応用する段階です。

型を習得する段階が深まると、それをさらに
洗練させるステップに入ります。

型はそれがどんなに素晴らしいものであっても、
個人個人の資質や経験に完全にそぐうもの
ではありません。

指導者の教えを守るだけはなく、破る行為を
してみること。それが「破」です。

もちろん破ると言っても、
それは指導者の教えにかなった方法でなければ
なりません。

「離」とは教えられた事を離れて、自分独自の
ものを創り上げる。修行の最終段階です。

様々な経験を積んで、
自分なりのスタイルを確立していく。

ここまで到達することができれば、
自由な境地から独自の世界を想像することが
できるのです。

ここで注意しておかなければならないのは、
「離」とは決してゴールではない、ということです。

~中略~

これを守り、破り、離の世界に到達しても、
決して基本を忘れてはいけません。

~中略~

人は「守破離」を幾度となく繰り返すことによってのみ、
少しずつ成長していくことができるのでしょう。

この「守破離」の教えは、武芸のみならず、
仕事、そして人生にも、そのまま適用できる思想だと
思います。

ぼく自身、五十歳(※注 2004年執筆時)を超えて、
あらためて「守破離」の大切さを切実に感じています。

経営者として、また職人として、
自分はいったいどの段階にいるのか。

あるいは人生のという修行の道を歩む一人の
人間として「守破離」の本質を理解し、
どれだけ体現できているのか。

そう考えると、ますます自分の至らなさに気づき、
「いまのままではだめだ。もっと修練、修行を
積まなくては」という思いが
湧き上がってきます。

~中略~

また、あらためて説明する必要もないのでしょうが、
タイトルの「五輪書」は、剣豪、宮本武蔵が書いた
兵法書の書名です。

その中に、「朝鍛夕錬(ちょうたんせきれん)」という
言葉が残されています。

これは「千日の行(ぎょう)をもって鍛と為し、
万日の行をもって錬と成す」という意味で、

事を成すには先日(約三年)、万日(三十年)はかかる
ということを説いた言葉だそうです。

ぼくは飲食業に携わってから、
まだ万日にも至っていない段階です。

それだけに「五輪書」などというタイトルをつける
など十年早い」とお叱りを受けるかもしれません。

武蔵は五輪書を六十二歳の時に書き始め、
最後の「独行道」を書いたのが死の数日前だったと
いいます。

ぼくも自分の命が果てるその瞬間まで、
一生懸命に修行を積んでいきたいと、
強く心に決めています。

その誓いを表現する意味も込めて、
あえて偉大な書物の名前を冠することにしました。

(以上、引用)

4月15日(水)に開催される
「一風堂 創業者」河原成美氏と、
佐藤康行のコラボ講演会ですが、

お陰様で大好評につき残席わずかとなっています。
http://santamethod.com/ippudo/

当日は、立ち見が予想されますので、
お早目にお席を確保しておいてくださいね。

→ http://santamethod.com/ippudo/

岡田 基良



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ナビゲータープロフィール

岡田 基良
岡田 基良
YSコンサルタント代表取締役社長。岡田 基良(おかだ もとよし)

1964年、名古屋市生まれ。
関西大学社会学部卒業後、安田生命保険相互会社(当時)に入社。
最下位営業所長だった時に、佐藤康行と出逢い、その指導により、わずか1年足らずで全国1,000営業所中トップとなり、その後も最年少で営業課長・統括営業部長を歴任するなど、13年間にわたりトップを維持し続けた。
本社部門においても、人事部人材開発室において、新入社員教育を担当。また、営業教育部営業研修課においては、全国営業所長の研修を企画・運営し、実績を上げた。
2004年、明治安田生命保険相互会社を退社。
同年、営業コンサルタントとして独立。
2006年、YSコンサルタント株式会社を設立、現在に至る。
著書は、Amazon1位、累計10万部を突破している

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